▼ジェシカ・ネクロは過去にこのホテルに来た事がある。
幼少期、同じくエンバーマーである祖父に連れられる、冬のカサブランカを訪れた。
祖父は何度かここを訪れているのか、今より幾分か若い支配人がにこやかに出迎える。
一言、二言親しげに挨拶を交わし、あの白い後ろ姿を見つめながら祖父は言う。
「彼は悪魔なんだよ」
「生の匂いがしない、完全な、美しい死なんだ」
「あれに近づく為に、私は魂を売り、生贄を捧げている」
エンバーマーとしては名の知れた祖父にそんな秘密があったのかと驚くと同時に、ジェシカ自身も「美しい死」に魅入られていくのだった。
▼ジェシカは支配人から漂う完全な死の香りも、自ら死者を美しく飾る行為も全て一纏めにして「美しい死」というものに狂気的なまでに執着している。
▼その執着故に生きようと必死になる人間や汚い死に様を見るとヒステリックを起こす(悲しくなるだけでもいいです)
▼ジェシカは支配人に魂を捧げていたジェシカの祖父によく似ている。(祖父が今亡くなってるか生きているかは決めてないです/顔や性格が似ている…というよりは考え方や魂の形?が似ている感じ)
▼数年(1年?)に一度支配人に魂を捧げにホテル・カサブランカに訪れている。